【 それがあるから、あなたなのだから 】

140701

3歳頃、左ひざの後ろにできた小さな白班は

神経に沿ってだんだんと

左脚全体に広がりました。


当時、皮膚科で受けていた

メラニン色素の不足を補う治療。

毎日薬を飲み、薬を塗り

週に一度は紫外線治療、液体窒素凍結治療。

辛い治療の甲斐あって

色素が出てきた部分もありました。

ただ、多くの紫外線を浴びたためか

出てきた色素は

普通の肌色よりずっと濃い茶色でした。

最初は、肌色と白だけだったものが

治療をすればするほど

肌色、白、そして茶色の

まだら模様になりました。

白班は広がり続け

まだら模様も増え続けました。

まだらがいつか繋がって

全体が肌色に戻ると言われていましたが

それは最後まで起こりませんでした。

思春期を迎えたころに

ホルモン治療を打診されたこと、

それを避けたくて訪ねた大学病院で

皮膚移植を勧められたことから

わたしは治療をやめました。

不思議なことに、その頃以来

白班は広がることがなくなりました。

20歳を過ぎたころ

唐突にひとつ、北海道のような形の

白班ができました。

治療はもうしていませんので

そのままにしてありますが

今に至るまでの間で

少しずつ普通の肌色が現れ出て、

いまは当初の半分くらいの大きさになっています。

いまは、脚全体の白班も

以前に比べたらすこし小さくなりました。

それでもやっぱり、

まだら模様のままあります。

もしかしたらあのとき

治療をせずに自然にしていたら

こんなふうにちょうどいい塩梅で

肌色が出てきたかもしれないなぁと

思うこともあります。

もちろんいのちに

「たられば」は、ないのですけれどね^^

外国人の友だちが言ってくれた

暖かく素敵なことばを紹介します。

なにか外見の問題を気にされている方に

メッセージになるといいなぁと思います。

それは

「バースマーク」

愛する人が

どこから見てもあなただとわかるように

生まれながらに神様が

つけてくれたマークだよ、と。

だから

なくしてしまおうなんてしないでほしい。

「それがあるから、あなたなのだから」

いつもありがとうございます。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

美在塾

美在塾とは、「本気で美しく在りたい女性のための」、人間であり、女性であり、ひとつの生き物である「多層な美しさ」について、ともに学び、実践していく場所です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です