【わたしたち夫婦、なんでこんなに仲良しなんだろ?③】

141008

 

わたしたちが
写真家とモデルとして出会った2007年6月、
実は、夫には、奥様がいました。

わたしたちの出会いとなったあの撮影は、
以前綴ったように
わたしにとって大きな転機となりました。

そして、それは
菅原にとっても同じでした。

撮影を終えたあと
写真を紙焼きしてもらうためのやり取りをしている中で
多くのことを話すようになりました。

写真のこと、時間のこと、人の魅力のこと
人を愛するということ
人を愛せなくなるということ

たくさんのことを
毎日メールで話しました。

そして菅原は
「笑美さんに、どうしても言いたいことと、
言っておかなければいけないことがある」
と言い、もう一度2人で会うことになりました。

その席で菅原が言ったのは
「僕は妻と離婚をする」ということでした。

そして本当は「言いたいこと」があったけれど
それはまだ言わないでおく、と言いました。

その頃わたしにも、
ボーイフレンドがいました。

菅原は、自分の離婚が成立したら
付き合おう(一緒になろう)と言うつもりだから
わたしにもそれまでに
こころの整理をしておいてほしいと
言いたかったのだろうと思います。

わたしはとても戸惑いました。

ひとの離婚には関わりたくないという気持ちと、
大好きなボーイフレンドと別れることも
決められなかったからです。

煮え切らないわたしとは裏腹に、
菅原の離婚は、すぐに決まりました。

10数年ともに過ごした奥様と
どうしてそんなに早くと聞いたら
菅原は、こう言いました。

「僕はしばらく前から
妻の目をまっすぐ見れない。

あんなに愛していたのに、
もう愛せなくなったことがわかっていた。

でもなかなかそれを認められなかった。

愛せないまま一緒にいてはいけないのだと思う。

そのことを伝えたら
『あなたがそう決めたなら、そうなんだね』と
僕の気持ちを受け入れてくれた。

そして離婚が決まったんだ」

2007年8月、わたしたちは
佐渡へ撮影旅行に行きました。

佐渡に出かける前、菅原は、
親友の家にわたしを連れて行き、
わたしと旅に行くことを話しました。

 

その後、その親友は
菅原と会うことはなくなりました。

菅原の友人関係は、
いつでも奥様と一緒でした。

離婚を機に、菅原は
ほとんどの友人を失いました。

8月の佐渡、
カモメを見ました。
満点の星空を見ました。
NYのアーティスト、たろうさんに会いました。
20歳も離れた奥様、みえさんに会いました。
漁師が、歌を歌っていました。
バーの店主がベンチャーズを弾いていました。
夜、薪能を観ました。
夜、灯籠を見ました。
東の空に日の出を見ました。
西の空に夕陽を見ました。
食べ物はとても豊かでした。
水はとても澄んでいました。

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