【写真を見る眼、作る力】

150618

 

 

わたしたちモデルにとっての
プロフィール写真にあたる写真

モデル業界でそれを
「コンポジットのヘッド」と呼ぶのだけれど

先日わたしのヘッドに
再び社長からダメ出しが出ました

モデルになった最初の年に
社長から言われたことのひとつが
「写真を見る眼を養え」でしたなぁ。

写真を撮ってはバッサリ切られ

写真を撮ってはバッサリ切られ

「社長!なんでダメなんですか?
どういう写真がいいのか、教えて下さい!」

と涙目で食いついても

決して教えてはくれなかった

いや、教えてくれていたのかな

わたしの「枠」が追いついていなかっただけで。。。
わたしはショーがメインのモデルではないので
写真表現ができなければ
モデルとして生きていけないのですが

12年してもなお、その勉強は続いております。

最初は写真というものを
「撮ってもらうもの」だと思っていましたが

いまは完全に
「作り上げるもの」だと思っています。

今から撮る写真は

・誰に向けたものなのか

・どんな「印象」を伝えたいのか

・自分のもつ要素とマッチしているのか

撮影に臨むすべてのメンバーが
そのゴールを理解した上で撮影に臨んでいないと
いい写真って撮れないのです

写真って
撮る人(写真家)だけが
引っ張っていくことも出来ないんですよね

同じく
撮られる人(モデル)がどんなに素晴らしくても
写真家にその瞬間を捉える力がなければ撮れない

そして
当然だけど忘れられがちなのは

どんなにイメージはできていても
それが存在しなければ写らない

「こんな写真に憧れる♡」
なんて
持ってもいない要素に憧れていても意味がない

 

「この写真、やっぱり社長がダメだって」

マネージャーから連絡を受けて

写真を見つめて
いまなら社長の言うことがよくわかります

私は誰なのか

どんな要素と魅力を持つのか

誰がそれを必要とするのか

なにより
この写真に「力」はあるのか?

しばらく考えて見えてくる

そしてこの写真を撮ったあの日
「カメラの前で自分が何を感じていたのか」が
鮮明に蘇ってくる

 

よし、撮り直そう!

作り直そう!

わかったのなら
すぐやろう!

日々、精進です~^^

美在塾

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