【マレーシア〜タイ旅_08_リペ島11日目】  

スリランカにはずっとずっと行きたかった。
でも、飛行機が怖かった。

宏さんは何度も、スリランカへ行こうと言ってきた。

その度わたしは、行かない、行けないと言ってきた。

そういうやり取りが、何年もあってある日宏さんは言った、
「えみが飛行機に挑戦しないのなら僕たちが一緒にやっていくのは難しい」

まずい!と心底思った。
そして飛行機への挑戦を決めた。


夫婦の美談としてはいい話だけと
スタフサグリアは、見事にここを突いていた。

わたしの中に「宏さんが行こうと言ったから」「今ここで挑戦しないと宏さんに愛想をつかされるから」みたいな気持ちが、やっぱり、あった。

そのわたしに
受け身の意識
被害者の意識
逆らえないもの
太刀打ちできないもの
そういうものに屈している気持ちがある限り、
絶対に進めない!進ませない!

スタフサグリアの波動が、(ちょいちょいしか口にしていないにも関わらず)、全身を駆け巡りながら叫んでた。
(レメディは、少なければ少ないほど、パワフルに効く)

夫婦でもう5年ほど通っているエネルギー治療家がいる。

身体と対話し、命の周りにいる存在とも対話し、命が進もうとしている方向に妨げがあるときは
調整してもらい、流れを良くしてもらっている。

スリランカ行きを決めた時から、その治療家のもとに、いつもの倍以上の頻度で通っていた。

なんとか飛行機に乗れるように力を貸して欲しかったし、悪いことが起こりうるなら取り除いて欲しいと、言葉が適切かわからないけど「すがる」思いもあった。

一週間前に行ったとき、彼は、言った。

身体が無理だと言っている、と。
身体も対応できるように頑張ってるけど、来週のフライトには間に合わない、と。
もし無理を押して行くなら、命の周りの存在が、命から離れることもある、と。

治療家の言葉には説得力があった。

そもそも身体がいっぱいいっぱいなことは、下痢や不眠からの体力低下からよくわかっていた。

やっぱり無理なんだ。
まだまだ無理だったんだ。
行ったら死んじゃうかもしれない。
宏さんについていきたいと思ったけど、自分には力がないんだ。
スリランカにはまだ呼ばれてないんだ。
行く流れじゃないんだ。

自分自身のことならまだしも、自分の力を超えた流れにまで、無理なんだという気持ちを広げ、決めつけるわたしがいた。

車で待っていてくれた宏さんに、言われたことと、思っていることを伝えた。

宏さんは「そんなの関係ないよ」と言った。
(そう、彼は、いつでもそうして自分の肉体の力で進んできた)

わたしは関係ないとは思わなかった。
(わたしは閉ざせない感覚を、開き、精査し、織り交ぜて結論を出す)

帰りの道中、いろんなことを考えた。

精神薬をやめてから経験してきたいろんなことが浮かんだ。

身体は間違えないって。
身体はいつでも命を生かす方向にしか働かないって。
勉強してきたし、実感してきた。

思考は止めろと言っていた。

家に着く頃、わたしは決めた。
飛行機に乗る。

乗らないという選択肢があるから苦しいんだ。

選択肢を捨てよう。

乗って起こることを受け入れよう。
それで死ぬなら受け入れよう、と
(大げさだけど)
無理矢理にでも、自分に言い聞かせた。

そして電車の練習を続けた。
それしかできることがなかった。

(またまた続く)

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モデル&自然療法家の菅原笑美子です

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